ブラインドテイスティング [ワイン]
お気に入りのワインバーがある。
元々酒屋で、ワイン以外にも豊富な品揃えがあるのだが、特にワインは充実している。
月替わりや週替わり、日替わりなど、グラスで常時かなりの種類が飲めるのもうれしい。
スタッフもワインアドバイザーの資格をもっていて、こちらがわからない場合にはアドバイスしてくれる。
その店で9月はブラインドテイスティングのイベントをしていた。
赤、白のどちらかを選び、色がわからないように黒いグラスに注がれたワインのブドウの品種を当てるというもの。
なんだかんだで10年くらいワインを飲んでいるが、正直言ってブドウの品種はわからない。
もちろん、気に入った品種はいくつかあり、それなりに味の特徴は知っているが、あまりにもバリエーションが多いのである。
ブドウ品種自体も多いが、同じ品種でも驚くほどの差がある。
さらに、自分はイタリアのワインを中心に飲んでいるため、一般的な知識が少ない。
どういうことかと言うと、イタリアは固有種の単一銘柄が多いということだ。
これでも飲みつけない人にはわからないと思うので少し説明しよう。
ワインに使用されるブドウの品種には、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールなど、日本の品種では甲州などがある。カベルネ・ソーヴィニョンなんかは世界中のワイン産地で作られているが、ある国でしか作られていない品種もある。イタリア、スペインには特に多く、どちらも2000種を越えるブドウがあると言う。さらにイタリアの場合は、一種類のブドウだけを使ったワインが多い。
つまり、イタリアのワイン好きはその知識を敷衍することが難しい。
わたしは赤ならサン・ジョヴェーゼ、白はヴェルディッキオが特に好きだが、これらはイタリア以外ではほとんど栽培されていないのである。
店のイベントの問題に出すということは、そこそこ広く作られているブドウであるはずで、自分は名前は一通りしっているが、味の記憶というものがほとんどない。
なんとなく、リースリングやシャルドネの味の傾向は知っているが、いざワインだけを飲んで、このブドウの種類は何だというのは難しい。
まあ、難しいからこそ、ソムリエ試験もあるのだろうし、ブラインド・テイスティングがイベントとして成立するのだろう。
と引っ張ったところで。
同行者にぜひやってくれと言われて、赤に挑戦した。
味わってみるとタンニンが強いというか、同行者いわく、薬を飲んでいるような感じ。
しばらく悩んだ挙句、黙って料金300円払おうかと思ったが、おそるおそるカベルネ・フランと言ってみた。
応対してくれた店員は、カベルネ・フランの○○な味を感じられたところはさすがですねと持ち上げてくれた後で、正解はピノ・ノワールだと言う。
えー、これまでに飲んだピノ・ノワールの味と全然違う。
とてもこれは難しいですという返答だった。
だからこそ、テイスティング・イベントに選んだんだろうけど、正直やられたと思った。
(2011/10/7 補筆)
元々酒屋で、ワイン以外にも豊富な品揃えがあるのだが、特にワインは充実している。
月替わりや週替わり、日替わりなど、グラスで常時かなりの種類が飲めるのもうれしい。
スタッフもワインアドバイザーの資格をもっていて、こちらがわからない場合にはアドバイスしてくれる。
その店で9月はブラインドテイスティングのイベントをしていた。
赤、白のどちらかを選び、色がわからないように黒いグラスに注がれたワインのブドウの品種を当てるというもの。
なんだかんだで10年くらいワインを飲んでいるが、正直言ってブドウの品種はわからない。
もちろん、気に入った品種はいくつかあり、それなりに味の特徴は知っているが、あまりにもバリエーションが多いのである。
ブドウ品種自体も多いが、同じ品種でも驚くほどの差がある。
さらに、自分はイタリアのワインを中心に飲んでいるため、一般的な知識が少ない。
どういうことかと言うと、イタリアは固有種の単一銘柄が多いということだ。
これでも飲みつけない人にはわからないと思うので少し説明しよう。
ワインに使用されるブドウの品種には、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールなど、日本の品種では甲州などがある。カベルネ・ソーヴィニョンなんかは世界中のワイン産地で作られているが、ある国でしか作られていない品種もある。イタリア、スペインには特に多く、どちらも2000種を越えるブドウがあると言う。さらにイタリアの場合は、一種類のブドウだけを使ったワインが多い。
つまり、イタリアのワイン好きはその知識を敷衍することが難しい。
わたしは赤ならサン・ジョヴェーゼ、白はヴェルディッキオが特に好きだが、これらはイタリア以外ではほとんど栽培されていないのである。
店のイベントの問題に出すということは、そこそこ広く作られているブドウであるはずで、自分は名前は一通りしっているが、味の記憶というものがほとんどない。
なんとなく、リースリングやシャルドネの味の傾向は知っているが、いざワインだけを飲んで、このブドウの種類は何だというのは難しい。
まあ、難しいからこそ、ソムリエ試験もあるのだろうし、ブラインド・テイスティングがイベントとして成立するのだろう。
と引っ張ったところで。
同行者にぜひやってくれと言われて、赤に挑戦した。
味わってみるとタンニンが強いというか、同行者いわく、薬を飲んでいるような感じ。
しばらく悩んだ挙句、黙って料金300円払おうかと思ったが、おそるおそるカベルネ・フランと言ってみた。
応対してくれた店員は、カベルネ・フランの○○な味を感じられたところはさすがですねと持ち上げてくれた後で、正解はピノ・ノワールだと言う。
えー、これまでに飲んだピノ・ノワールの味と全然違う。
とてもこれは難しいですという返答だった。
だからこそ、テイスティング・イベントに選んだんだろうけど、正直やられたと思った。
(2011/10/7 補筆)
2011-09-09 18:35
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