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いきつけのワインバーで [ワイン]

一昨日になるが、よく行く立ち飲みバーに行った。

ここは酒屋に併設というか一角を立ち飲みスペースにしている小売店。
主体は酒屋なので、ワインに限らずたくさんの酒がおいてある。

入口から一番奥まったところにキッチンがあり、その前がスタンディングバーとなっている。

30人くらいは入れるかな。

厨房は一人、フロア係が4人くらい、店舗にも店員がいて、常時6人くらいの体制。

最初に行ったきっかけは、テレビで見た世界遺産チンクエ・テッレの白ワインを探したところ、グーグルを使っても2件しかヒットせず、これは飲みに行ってみようと思ったことに始まる。

ボナンニ・フェッレーガラの白は、冷やさなくても美味しく、冷やせば冷やしたで味が変わる、まるで良質の赤のようなワインだった。

ワインだけが目的で、料理はたいして期待していなかったが、当時のシェフにすっかりやられた。
一等地に店を構える一流店と比べても遜色ないクオリティでしかも安い。

それから、月イチくらいのペースで行くようになり、早くも4年くらいにはなる。

震災後はあまり外で飲まなかったので、わりと久々に行ってみた。

ヴァイオリンつながりの年下の友人を数回誘っていたのが、忙しくて断られていたところ、向こうから今晩はいいですよと携帯メールが来たためである。

2人で、プロセッコから飲んでいると、後から入ってきた見知らぬ若者が、どうやら友人の会社の後輩らしく、何の前触れもないまま、3人で飲むことになった。

ワインは量を飲むものではないから、頭数がいた方が都合がいい。

陽気も突然初夏になったような塩梅で、ほどよく冷えたイタリアの白がほしかったから、ちょうどいい。

おすすめグラスワインも供されるのだが、すぐにボトルを選ぶことにした。

選んだ一本目。
Fiagre Antonio Caggiano Campagna
fiagre.jpg
品種はフィアーノとグレコ。グレカニコ、グレコ・ディ・トゥーフォなど好きな品種なので、これもよかろうと思いチョイス。すっきりしていると説明を受けたが、とろみがあるとまではいかないが、しっかりしたワイン。冷えているボトルがなかったが、クーラーの準備をしてもらってる間に常温で飲んでもイケる。

真鯛のブランダードもおいしい。ブランダードは牛乳をつかったパテのようなもの。
産直のフルーツトマトとクレソンのサラダ、一口大のサモサとともにいただく。

3人で談笑しながらだと消費が早く、早速2本目。
Suavia Soave Classico Monte Carbonare 2008 Veneto
Soave.jpg
これは信頼できる若い店員のいちおし。
ブドウはガルガネーガ。

一本目より、スキっとした辛口だった。
こっちが先でもよかったなという感じ。

イトヨリのポワレにアサリのジュを添えた一皿を合わせた。

ここまで来たら、赤までまっしぐら。
3本目。
Milziade Antano Montefalco Rosso 2007 Umbria
サンジョヴェーゼ70%、サグランティーノ15%、メルロ15%
Montefalco.jpg
サグランティーノはウンブリアの独自品種で、野性的なタンニンが楽しめるらしいが、これはブレンドで、個性的ながらも飲みやすい。

「豊富なタンニンと黒胡椒や鉄、丁子やジュニパーベリー、そして押し寄せるような濃厚な果実」とのこと。

牛のハラミとの相性もピタリ。

エポワスのスプーンももらって、〆はペンネ・アラビアータ。

若い社会人を肴に大いに飲みかつ食べた夜だった。

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